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2011年11月 4日 (金)

MusicKey「導入指導マスター講座」第3弾"譜読み編"

1日のセミナーに続いて、2日は岩瀬洋子先生のMusicKey「導入指導マスター講座」第3弾"譜読み編"に行ってきました。

導入指導において「譜読」の大切さはよくわかっていることであり、そして苦労するところでもあります。

今回のテキストは「ケンとバン」「ドレミファソランド」「せんかんブラザーズ」

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そして「ハローこちらおんがくドクター1」と「わかーるワーク導入編1」の計5冊です。

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これらの本は私もレッスンで使っていますが、百聞は一見にしかず、毎度の事ながら実際に「使用法」を聞くとそのポイントと効果がよくわかります。 

岩瀬先生の導入指導講座を受けていて強く感じるところは、子供には「理屈」ではなく見た目のインパクトや楽しさで「感覚」を刺激する、つまり右脳で覚えさせる点でしょうか。

私自身の指導力の欠点は、どうしてもつい「理屈」や「説明」に偏りがちになるところです。

「左右の区別」から始まり「音名の配列」「鍵盤の位置」「鍵盤の高低(左右)と楽譜の高低(上下)関係」「指番号」「5までの数の認識」などを反射で出るぐらいに覚えて、それをすべてリンクさせておくことが大事だという事は今の導入指導においてはごく当たりまえに言われていることかと思います。

ただそれをこどもに「わからせる」時に、大人の感覚での「思い込み」がじゃまをしてしまう。

子供は程度の差はあれまだ「白紙」の状態で、思いもよらない物の見方をしていて驚くこともありますが、それを逆手にとって覚えこませてしまうところが岩瀬先生の導入指導のキーポイントではないでしょうか。

 

「ケンとバン」は黒鍵の位置によって鍵盤名を覚えさせるためのテキストですが、2と3の数の概念や、左右の区別がなくてもわかるようになっているところがすごい!

「ドレミファソランド」は音の2度と3度の配列がどの音からスタートしても上行・下行ともにすらすら言えるように指導するテキストです。これは使っている先生は意外といらっしゃるのではないでしょうか?

実はこの本は私も導入時には必ず使うのですが、書かせるとあっという間に終わってしまうのです。子供は丸をもらえるのがうれしくて、四苦八苦考えながら書いたり、音名シールを貼ってきたりしてしまうんですね。

そうすると、ろくに覚えてもいないのに終わってしまう・・・反復練習が足りていないのに、最後の表彰状が欲しいのでどんどんやってきてしまう・・・

仕方がないので、いつも終了後はオリジナルプリントを渡して練習させていました。でも今回先生の「何度も口に出して訓練して、書かせるのは完全に出来るようになってからよ」という一言で目からウロコでした。 

今度からは、レッスンの都度ページの横にごほうびシールでも貼ってあげようと思います。

 

「せんかんブラザース」はご想像通り、「線の音符」「間の音符」を覚えるためのテキストです。五線内はもちろん、加線の音符まで網羅しているところがすばらしい。

これらを導入時に使うと、読譜力を付ける前の基礎力がかなり身に付きますし、前回の"テクニック編"で出てきた「GO!フィンガーズ」の併用がスムーズに進むと思います。

そして最初にこの3冊を終了すると、次の「ハローおんがくドクター1」の「音程1・2・3度」の学習に進むことができます。

楽譜を読む時には「音程を読む」力は大事です、それも特に2度と3度!これが区別できれば読譜はかなりできるようになるはずです。

余談ですが、普段私たちは楽譜を読む時に「音名」は読んでないですよね。出だしの音だけであとは音程で読んで弾いていると思います。そういう意味でも音程の学習は初めのうちにしっかり学習しておいたほうがいいのではないでしょうか。

さてここまでは、全くの初心者で小さい生徒さんを想定していますが、小1ぐらいでの入会者、あるいは導入段階での途中入会の生徒さんには「わかーるワーク」でもこれらの内容を学ぶことができます。ごく初期の内容はわかっている、あるいは多少なりとも理屈が通用するのであればこのワークで同じ導入期の内容を効率よく学ぶ事ができます。

そして最後に、「数年やっているのになんだか読譜力がたよりない」生徒の場合・・・実は一番悩みのタネだったりするし、心配ですよね。

その場合は、その子の弱点(理解できていない点)を探し出して当然そこを補うレッスンをしなくてはならない。そうすると、このMusicKeyシリーズの教本類はレッスンポイント毎に分冊しているので、穴埋めとして使いやすくなっていておススメとのことでした。

今回岩瀬先生がお話された中で印象的だったのは、「昔は何度も練習していくうちにそれなりに力がついたけれど、今の子はなかなか練習できないから『そのうちできる』と考えて放置していてはいけない」というお話です。

だからこそわかりやすく楽しく効率よく「訓練」していかなければならない・・・「練習」ではなく「訓練」という言葉をよく使われていましたが、そこに徹底的にマスターさせることを強く意識されているのだと感じました。

これは耳が痛かったです・・・そういう私も「練習を重ねて経験値を上げていけば出来るようになる」と思い、なんとか練習量を増やそうとあれこれ考えていました。とはいえ、やはり練習は大事です。でもそれだけに頼らないレッスンを心がけていきたいと思いました。

 

最後にこの日うれしかったこと・・・ 講師仲間のひだい先生から「鳥」のシールをいただきましたshine

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普段から「鳥大好き!」と発言しまくっている私、レッスン用シールを買われた際に「これはちかこ先生に」と思ってくださったそうです。ありがとう~~~notesもったいなくて使えませんheart02

 

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コメント

初コメです。
ちかこ先生の講座報告はいつもわかりやすく、
「(黒河先生曰く)陸の孤島」北海道の私には大変ありがたいです。

今回の「そのうちできると思って放置してはいけない」には
ガーンとやられました。
何となく感じていたことを突きつけられた思いです。

教材研究は果てしないですね。

素晴らしいheart01私もケンくんバンくんシリーズ使っています!
自分が使っているテキストの著者に出来たらきちんと
お聞きしたいです。
この間のバスティン先生のお話にも楽器ピアノの音と場所は
徹底するべき(・∀・)イイ!と・・・・・
心の底から思いましたもの~私達が導入にこれで迷いはないですね!!
先生も連日のセミナーできっとレッスン燃えていることでしょう(◎´∀`)ノ
いつも貴重な情報ありがとうございます。感謝です。

ゆりりん先生~初コメありがとうございます! 
そうなんです、今どきのお子さんは時間がなかったり、根気や根性が足りなかったり、あせりがなかったり(^^;)で、なかなか昔ほど練習する余裕がなくなっていますよね。
わかっているつもりだったのに、それでも続けていればそれなりにうまくなれるだろうと甘く考えていた自分に「喝」が入った感じでした。
日々研究&勉強ですね、大変だけど、楽しいしこの仕事でよかったと思います(^^)

tanoshiipiano先生、コメントありがとうございます!
先生も「ケンとバン」君を使っていらっしゃるのですね。実は、セミナー帰りに棒アイスを買って帰り、今せっせと洗っては乾燥中です(笑)
岩瀬先生がセミナーに出向いて下さるように、楽器店とかにラブコールをすることをおススメします(^^)
やはり、実際に聞くと「そうだったのか!」の連続ですよ~

初めてコメントさせていただきます。

私も「練習していくうちにだんだん身につく」ということが
どうやら今の子にはあてはまらないかもしれない、と思っていたところだったので
やはり!という思いです。

今、いろんな弱点を補うために使える教材をピックアップしたり自作したりしているのですが、このシリーズは大活躍です♪
私も岩瀬先生のお話、聞いてみたくなりました。

ちかこ先生のお話、とてもわかりやすくて参考になりました。
ありがとうございます(*^-^)

ふるるん先生、初コメントありがとうございます♪ 
MyusicKeyのシリーズは導入にとても役立ちますよね(^^) 私も助かってます♪
セミナーはまた来年度もありそうな気配?です。 その時はぜひ受講されることをおススメしま~す(^_-)-☆
先生も教材を自作していらっしゃるのですね、さすがです!(^O^)/

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