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2012年3月

2012年3月13日 (火)

一音会 江口寿子先生

先月父の葬儀後に帰京しまだぼんやりと過ごしていた頃、「一音会:江口メソード研究会」からの会報が届きました。

いつものように開封し、最初に目に飛び込んできたのは一音会主宰、江口寿子先生の訃報を知らせる文章でした。   

「父より先に亡くなっていたんだ・・・」 

・・・・と同時に、車椅子から一音会の生徒たちを見守る江口先生の暖かいまなざしを思いだしました。

 

私が一音会に出会ったのは、娘がまだ5歳の時です。

ピアノを習いたいと言い出したものの体験レッスンに行った大手の教室は気が進まず、近くのピアノの先生についての情報も今と違って知る手段もなく、これは自分で教えるしかないなと思い幼児用の教本を探しに出かけました。

 

そこでふと目に入ったのが、江口先生の著書「はじめましてピアノ」でした。

その場で数ページ読んでみて、これはもう買うしかない!と思い、他の著書もまとめて6冊ほど買い込み、その夜に一気に読んだことを覚えています。

 

当時は頼まれて他の教室からうつってきた生徒さんたちのレッスンをやっていましたが、私には初心者の幼児のレッスン経験がまだありませんでした。

一体どうやって何を教えればいいのか悩んでいた私には、この本の内容はとても納得のいくものでした。

 

目指すものは「音楽的自立」であり、そのためには「読譜力」が何より大切な事である。

「読譜」の学習に入る前の基礎段階の教え方から始まり、子供の精神面、身体面の発達を考慮しながらの指導方法は私にとってどれだけ勉強になったことか計りしれません。

その後教室を続けるにあたって、教室の軸として一音会の江口メソードを取り入れて生徒さんを指導してきました。

 

「一音会」というと「絶対音感プログラム」が有名でそればかりがクローズアップされますが、江口先生が提唱された「江口メソード」の一環として「絶対音感のおけいこ」があると私は思っています。

 

娘は始めは一音会の教材で私がレッスンしていましたが、その後レッスンをめぐって親子喧嘩(!)となり早々に一音会に入会させました。

当時娘のピアノやリトミック、ソルフェ、絶対音感プログラムのレッスンを見学したことは私にとっても大いに勉強になりました。

娘は音楽の道にこそ進まなかったけれど、今も楽しく続けているし一緒に連弾が楽しめるレベルにはなったのでよかったと思います。

 

 

現在は私も今まで勉強を続けてきた中で新しく出会った指導法や教本、曲集類を多々取り入れていますが、「初心者の子供たちへのピアノレッスン」についての原点を学ばせてもらったのは江口寿子先生の著書からだと思っています。

若年性リウマチで長く闘病生活を送られながらも、常に精力的にピアノ教育に携わってこられたお姿にはいつも背筋が伸びる思いがしていました。

謹んでご冥福をお祈りいたします。 

 

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2012年3月 9日 (金)

「Music Key導入指導マスター講座」シリーズ第4弾"実践編"第2回

いよいよ、昨年5月から受講していた「Myusic Keyマスター講座」の最終回となりました。

題して、「Music Key導入指導マスター講座」シリーズ第4弾"実践編"第2回

テーマは「魅力的なピアノ教室とは?自分の教室をアピールできますか?」

まずは現在のピアノ教室を取り巻く現実と状況を把握しようということで実際に起こりうるトラブルや悩みが、岩瀬先生から問いかけるように投げかけられます。

どれも思い当たるような話が多く、うなずく先生も多かったです。

それでも、私たちはピアノ講師を一生の仕事として社会に関わりをもち、何かしら貢献していきたい。そのためには活気ある教室としてこれからも続けさせていく必要がある。

では現実的に教室経営が厳しい今の世の中で、自分の教室をどうやって運営していくか・・・ そのためにはピアノ講師は「教師」と「経営者」の二つの視点にたって考えなければならない。

 

まさしく今までの講座の「総まとめ」という感じで、これまで学んできた指導方法をどうやってレッスンに活用して、その特徴をアピールしながら回りの教室との「差別化」をはかるか。その具体案を「ここまで教わっていいのかしら」というぐらいに提示して下さいました。

「一日体験レッスン」や「教室の特色の説明」などは、すぐに実践できる内容になっています。

これらマニュアルや丁寧な資料を駆使することで、この新年度を一歩先んじてスタートしてほしい、という先生の熱意が大いに感じられる講座でした。

 

この「マスター講座」は3月で修了し、5月からは同じKAWAI表参道で今まで学んだことの実践方法や具体案を深く学ぶ「ディプロマコース」が始まります。

少し「ディプロマ」のさわり的な話もありましたが、すでに今から5月がとても待ち遠しい気持ちです。

 

さて、今回のテキストは「Musish?」と「日本の童謡」です。

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2冊ともCD付きですが、「Musish?](ミュージッシュ)は音楽と英語を子供向けに融合させた内容、この本の特徴とアピール点が表紙にすべて書かれています。

「日本の童謡」はよく知られている童謡を英語で歌ってみることで、子供の興味を惹く作りになっています。「おつかいアリさん」は簡単でリズムものりやすく、すぐに歌えて子供が気に入ってくれそうです。

これらを取り入れる事は普段のレッスンや生徒募集時のアピール点として使えそうです。

 

この日は講座修了後に、「Music Key認定証shine」を授与されました。もう一年なのかとちょっと感慨深かったです。

最後に、講師の岩瀬先生にお願いしてツーショット写真を撮らせていただきました。

本当に一年間、ありがとうございましたconfident  この講座ではいつも「前向きにがんばろう!」という気持ちになって帰る事ができました。 受講された先生方も皆同じ気持ちだったと思います。

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2012年3月 5日 (月)

確定申告終了!

3月になったし、間際で混雑するのもイヤだし、今日は時間があるし・・・ということで、確定申告に行ってきました。

 

雨の中、駐車場は満車ではあったけれど中はそれほど待つ人もなく、流れ作業的にどんどん進んで・・・最後はe-taxで入力、送信、控えをもらって・・・はい、終了。

 

いざやれば簡単に終わるのに、どうしてさっさと行かないのだろう。

もっとも偉そうに言ってもすべては確定申告ソフトのおかげ、自分は入力してプリントアウトしただけです。

しかしこうやって申告してみると、経費の使い方の問題点は山ほど見えてくる・・・sweat02 

今年はもう少し収入と支出を考えて「経営」している意識を持つ事が目標sign01

そして、来年は2月中に申告することも目標coldsweats01 

 

毎日きちんと記載して、ためないのが一番ですね。 

来年はさっと郵送で送ってしまおう。 e-taxは付属品を買うのをしぶっているので出来ない(笑)

それを購入してまで申告するほど収入ないしね~dash(ダメじゃないか!)

 

↓冷たい雨の中をがんばりましたrain

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Music Key導入指導マスター講座・第4弾"実践編"第1回

すっかり遅くなってしまいましたが・・・

2月になって今年初めてのMusic Key導入指導マスター講座シリーズ第4弾に行ってきました。

講師は岩瀬洋子先生、いつも明るくほがらか、お会いしただけでこちらもいつのまにか「元気」になってしまうようなオーラをお持ちです。

今回のテーマは『ピアノ教師としての指導テクニック あなたは自信ありますか?』

思わず「ドキッ!」としてしまいますが、生徒や親への対応の仕方、レッスンでの説明の仕方や言葉かけを工夫することでより良いレッスンができる、という内容。

今回のテキスト類はこれ、わかーる曲集1~4です。 4は古いヴァージョンですが今は全音から新しく5巻まで出版されています。

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今までシリーズを受講する中で、導入期の基礎作りや読譜のレッスン方法を学んできましたが、その後に併用する曲集についてはどれを使えばいいのか悩んでいました。 

譜読みを学ぶ過程で生徒に併用曲集を与える時に何を選ぶかはとても悩むポイントです。

大抵は導入に使う教本シリーズに合わせた併用曲集を使うわけですが、使いながら「生徒がよく知っている曲や好きになれそうな曲」、あるいは「弾きやすく達成感を感じられる曲」がもっと載っていればよいのではと感じることがありました。

 

ちょっと今風のメロディーや変わったリズムが意外と子供に受けないと感じることはありませんか?

それにレッスンでも発表会の曲でも小さい生徒は「知っている曲がいい!」(自分を含め、みんなが知っている曲)と言うことが多いです。

正直そんな定番の曲ではなく今はいろいろ新しい曲があるからそちらを・・・と思うのですが、今回のセミナーは普段のレッスンのなかで無理のない、よく知っている歌えるような曲をやったほうが本人も練習してくる気になりやすいし、進めやすい事で講師のストレスもかなり減るのでは・・・ひいては、その指導方法をあらゆるレベルの生徒に応用することができる・・・という考えに基づいた内容でした。

 

この曲集5冊はレッスンで使うことを考えて①薄くて(軽いし、短期で終了して次の教本に進める)②各時代やジャンルをバランスよく入れて③ほめるポイントを多くすることでモチヴェーションをアップさせることができるようにと作られています。

巻末にシリーズの構成一覧表が載っているので曲目や学習レベルの内容を確認して、途中からの導入もしやすいのではないかと思います。

セミナーでは実際に1巻から具体的な指導方法を実践していただきました。

初めの曲が「メリーさんのひつじ」、次が「みつばちマーチ」と見事に子供が知っていそうな曲ばかり!

ここで注意しなければいけないのは、「耳で知っている曲」は子供はすでに結構弾けることです。でも、耳コピーで弾いている子は「楽譜を読んでいるわけではない」

親子で「載っている曲が全部弾けた!」と言ったとしても、耳コピーではなく楽譜を読んで理解して弾けるようにレッスンすることはもちろん大事な点ですね。 

 

1曲をレッスンする中で、今までの講座で使った教本類をベースにしてソルフェ指導も交えながらメロディーの2度や3度の上下進行、左手のスムーズな運指、簡単な複リズムの練習、そして曲の構成を子供にもわかりやすく説明して(ごく簡単なアナリーゼといった感じでしょうか)、弾くためのハードルをなるべく取り除いてあげます。

そうして、弾く時は楽譜をポイントしたり、横からタイミング良く曲の間違いやすいところ(伸ばしたり、音が飛んだりする箇所、リズムが取りにくいところ)は声がけして手助けすることで、「自分で弾けた」という達成感を感じさせる。

ここで先生がおっしゃったことは、後から出来なかったところを注意して教本にチェックを入れるのではなく、先に注意するべき点、その生徒が間違えやすい箇所をあらかじめヒントを書き入れて生徒が「気持ちよく弾けるように」サポートしてあげる、そして自宅に帰っても楽譜に書かれた注意点を生徒が理解できて自分で練習することが大事だということでした。

始めはとにかく「過保護」というぐらいに手取り足取り、予備練習を交えながら、注意点を具体的に声がけをしながら「弾ける」ようにしてあげる。

そして1曲の中で課題を小分けに設定してあげることで、毎回どこか「○」をもらえるところを作って、子供のやる気をあげていく。

この方法を続けていきながら、曲の構成を考えたり、自分で注意する点に気づいたり、子供自身で楽譜に印を入れたりしていずれ細かく注意をされなくても楽譜を正しく読んで弾けるように導いていく。

本人にとって少し難しい曲であれば「学ばせたいポイント」をクリアできればOKとして、次へとつながるレッスンをやっていく。

 

実際に1曲ずつ詳しく具体的な指導方法を教えていただいて、早速レッスンに生かすことができそうな点も数多く学ぶことができました。

5冊を通して内容も無理なく少しずつレベルアップしていくので、最終的には結構実力がつくことが期待できるのではないでしょうか。

曲集の最後には、1曲ずつ達成するたびのお楽しみのページがあります。 レッスン終了後もそのままレパートリーにしていける工夫は、生徒や先生にとってもうれしい点です。

 

曲はどれも発表会にも使えるような曲です。 普段のレッスンを進めていきながらそのまま発表会用にも使える、レパートリーとしても魅力的な曲ばかりである、こうしてみるとなんだかとても「お得な」曲集ですね。

始めは「過保護」にしたほうが結果として早く「音楽的自立」へとつながる・・・これは「子育て」と同じだと思いました。

子供が小さいうちは自分の時間を取られてストレスにもなりましたが、開き直って子供中心の生活で付き合ってあげたほうがその後手が離れるのが早かったように思います。

そう思うのは私だけでしょうか~? coldsweats01

 

↓長いのに読んでいただきありがとうございました。m(__)m

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